こんにちは♩ななです。
私は韓国ドラマきっかけで韓国語を勉強するようになり、同時に韓国の小説や映画、音楽など数多くの韓国カルチャーに触れるようになりました。
そんな今、韓国語の表現の奥深さにどっぷりハマっています。

韓国人の感情表現の豊かさと韓国語の表現は結びついているのかしら
そこで今回は【韓国ドラマ・小説・エッセイ】胸が打たれる。韓国語の短めの名言5選について記事をお届けします!
韓国の有名人の名言や、あの有名ドラマの名台詞、映画での名台詞など個人的に胸を打たれた言葉を完全な主観でランキングにしました。
【韓国ドラマ・小説・エッセイ】胸が打たれる。韓国語の短めの名言5選
5位:
「苦生(コセン)」。「苦労は女の宿命」。
(ミンジン・リーの小説「パチンコ」より)
小説「パチンコ」は、1910年代、日本統治下の韓国で育った女性ソンジャを中心に、在日コリアンの人生を4世代にわたり描く物語です(上下巻2巻)。
ソンジャは故郷である釜山・影島(ヨンド)から大阪・鶴橋に移住します。
彼女は愛する人の死や、差別などを経験しながら、異国の地日本で手作りキムチを売りながら一家を支えます。
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「苦生(コセン)」ヤンジンが声に出して言った。「苦労は女の宿命」
「そうね、コセン」キョンヒがうなづいて同じ言葉を繰り返した。
ソンジャは物心ついたころからほかの女性たちがそれを合言葉のように繰り返すのを耳にしてきた。
女は苦労して当り前―女の子に生まれて苦労し、妻になって苦労し、母になって苦労し、そして苦労の末に死ぬ。
苦生(コセン)。この言葉にはうんざりだった。
※고생(コセン)=苦労
女性であれば、この言葉は様々な部分で共感でいるのではないでしょうか。
女性であるが故の差別や、我慢、理不尽な扱い・・・。
そんな苦労にうんざりしつつ、苦労を跳ね返すように、力強く生きていくソンジャたち女性の強さをロールモデルにしながら、自分自身も強く生きていこうと思える言葉です。
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4位:
“今寝れば夢を見ることができるが、今寝なければ夢を叶えることができる“
(韓国の有名歌手ピさんの言葉)
韓国語では、“지금 자면 꿈 꿀 수 있지만 지금 안 자면 꿈을 이룰 수 있다(チグム チャミョン クm クr ス イッチマン チグm アン チャミョン クムr イルr ス イッタ). “
「寝る間も惜しんで、夢を叶えるために努力をする」、「一時の安らぎに身を委ねるのではなく、その先の夢を実現するために今は走り続ける」。
そんなイメージが眼に浮かぶような言葉です。
資格の勉強や目標に向けて走り続けていると、どうしてもしんどい瞬間はやってきます。
「それでも今やらなければ後悔する」「勝負の時まで時間がない」という時、この言葉を思い出して自分を奮い立たせています。
3位:
「また わしは 働いた 働いた(略)・・・それが わしのインセン・・・人生 わしの運命」
(映画「焼肉ドラゴン」焼肉屋の店主、龍吉の言葉より)


梁石日(ヤン・ソギル)の小説「血と骨(北野武監督)」の脚本を手がけた鄭 義信(チョン・ウィシン)による戯曲。
舞台化・映画化もされ、映画では大泉洋さんや井上真央さん、真木よう子さんと並び、韓国の名脇役キム・サンホさんなどが出演しています。
この言葉は、キム・サンホさん演じる焼肉屋「ドラゴン」の店主、龍吉の言葉です(以下少々ネタバレあり)。
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時は高度成長期真っ只中、在日韓国人の龍吉一家(両親・3人姉妹+末っ子の長男)は、伊丹空港のすぐそばで焼肉屋「ドラゴン」を営んでいます。
少々複雑な家庭事情ながらも、在日韓国人の共同体の仲間たちと協力しながら明るく朗らかに日々を過ごしています。
ただそんな中、一家を取り返しのつかない悲劇が襲ってしまい・・・。
全文はこちら
「わしはまた働いた 働いた
それから 時生が生まれて
また わしは 働いた 働いた
娘と息子のため 働いた 働いた
働いて 働いて 気づいたら この年
わしは もう故郷帰るの諦めた
故郷は近い けど遠い
ものすごう遠い
それが わしのインセン・・・人生
わしの運命」
※인생(インセン)=人生
朝鮮戦争の勃発で、故郷のチェジュ島の家族や親戚を全て失った龍吉は、韓国に帰国したくてもできなくなりました。
そこで故郷に帰ることを諦め、日本で一生懸命働きながら家族を守ってきました。
この言葉を聞いて、家族を守るためにひたすら働いてきた龍吉の姿が、自分の両親の姿に重なりました。
また私自身も年を重ねた時に龍吉のように、「ひたすら生きてきた。それが私の人生で、運命だ。」と言えるような日々を送っていかなければと思いました。
映画「焼肉ドラゴン」は現在【Amazon Prime Video】で配信中です!
2位:
「感情をごまかしていると、自分に対する感覚が鈍くなる。」
キム・スヒョンのエッセイ「私は私のままで生きることにした(P146~147)」より


仕事で鬱病になり、休職をした頃に何度も読み返したエッセイです。
仕事で様々なことが重なり、心身ともに不調が現れていた頃、少しづつ自分の感情も消えていってしまいました。
恐らく、その頃自分自身に「なんでもない」「これくらい大丈夫」と言い聞かせて、自分の感情を後回しにしていたのだと思います。
そんなことを繰り返していたので、まさに言葉通り自分の感覚に鈍くなっていたのです。
現実感のない毎日、浮遊感など生きているのかどうかさえあやふやな日々でした。
もしあなたが今そんな状況にあるのなら、自分の感情に耳を傾け、耳を澄ましてほしいと思います。
元気になれる日は来るはずですが、失ってしまった自分を取り戻すのは時間がかかります。
韓国語版はこちら↓↓
1位:
俺の価値をお前が決めるな
(梨泰院クラス 第4話 主人公パク・セロイの言葉)


韓国語では、“내 가치를 네가 정하지 마(ネ カヂルr ネガ チョンハジマ).”
※Netflixでは「価値は自分が決める」と日本語翻訳されています。
가호 (Gaho)が歌うドラマOST “시작(始まり)“とともにとても好きな言葉です。
自分が努力していることや、頑張っていることを誰かに否定された時や「あなたにできるはずがない」と言われた時。
自分を否定する誰かの言葉は信じなくて大丈夫。
自分が自分を信じて、努力し続ければきっと夢を叶えることができる。
自分の価値は自分がわかっていればいい。
私もくじけそうになった時や、人間関係で悩む時などはこの言葉を思い出すようにしています。
【韓国ドラマ・小説・エッセイ】胸が打たれる。韓国語の短めの名言5選
今回は【韓国ドラマ・小説・エッセイ】胸が打たれる。韓国語の短めの名言5選をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した名言のように、奥深く真理をついた言葉を知ることができることも、「韓国語を勉強していてよかった」と思う
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